
桜井輝子
東京カラーズ株式会社代表取締役。「色彩」という普遍的なものを、「道具(ツール)」として活用することをご提案。 カラー・色彩の提案、企業研修・各種カラーセミナーの開催、教材制作、パーソナルカラーアナリストおよび色彩講師養成を行う。
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この連載も、おかげさまで10回目となりました。
思えば昨年(2020年)の4月に、新型コロナウイルスによる全国的な緊急事態宣言が発令されたタイミングで、この連載をスタートさせて頂いたのです。
当初は「夏を過ぎれば、この状況もかなり落ち着くに違いない」などと楽観的に考えていた私は、「この連載は、あらかじめ計画を立ててご紹介する本を決めておくよりも、世の中の状況の変化に応じてその都度本棚から選ぼう」と考えたのです。
残念ながらその楽観的な考えの通りには行かず、今しばらくの自粛とステイホームが大切な昨今ですので、今回は「お家時間を楽しく過ごす」というテーマで2冊の本を選ばせて頂きました。
1冊めは、お菓子作りに小学校の理科の実験的要素を取り入れた『サイエンススイーツ』です。 たとえばかき氷のシロップは、色彩学の「色料の三原色」に近似しているため、混色実験をしながらカラフルなゼリーを作ろうというレシピがあります。
2冊めは、マフラーや帽子を編む代わりに、それを見た人が「えっ?!」と驚くモノを作ってみようという『おかしな編み物』です。
私は現在、色彩に関する教材を作ったり本を執筆する仕事がとても多くなっているのですが、その時に最も大切にしているのは「今までのやり方や、自分が常識だと思っていることにとらわれない」ということです。
私にとってこの2冊は、頭の中をリフレッュしたり、発想の転換を大いに手助けしてくれるものとなっています。
桜井輝子
〈Twitterアカウント〉@colors_sakurai
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