桜井輝子

桜井輝子

東京カラーズ株式会社代表取締役。「色彩」という普遍的なものを、「道具(ツール)」として活用することをご提案。 カラー・色彩の提案、企業研修・各種カラーセミナーの開催、教材制作、パーソナルカラーアナリストおよび色彩講師養成を行う。
http://www.tokyo-colors.com
https://www.facebook.com/tokyo.colors
https://www.facebook.com/teruko.sakurai /


この連載企画も今回で最終回となります。

思えば第1回コラムのテーマは「カラーを仕事にするためには、言葉の力に意識を向けることが重要」というところから、
≪言葉の力≫を感じさせてくれる本を2冊紹介させて頂きました。


最終回を迎えるにあたり、再びAIS代表取締役の八幡優さんに「最終回のテーマについてリクエストがありましたらお知らせください」とご相談したところ、
「最近オンラインでのカラー診断講座を行っているのですが、オンラインの場合は直接お客様と対面するよりも正確に言葉を選ばないと、伝わりづらい場面があると思います。
色のプロとしての≪伝え方≫をテーマにするのはどうでしょうか?」とアドバイスを頂きました。


確かにオンラインでの講座やミーティングというのは、ニュアンスや雰囲気を伝えることがとても難しく、 「雰囲気で察してもらえたら…」という甘えも通用しません。


一説によると「人は相手の話の80%は聞いていないので、その全てを理解してもらうことはできない」のだそうです。

となれば、親切心から長い時間をかけて説明をするよりも≪的確な単語を使う≫こと、そのための≪語彙力を増やす≫ことが、これからの道を開いてくれそうに思います。


こちらの2冊は私自身が常に手元に置いて、言葉選びの参考にしているものです。
『ことば選び実用辞典』
『感情ことば選び辞典』


エヴァンゲリオン版でない普通のバージョンもありまして、辞典の中身はまったく一緒です。

ではなぜ私がエヴァンゲリオン版を選んだのかといえば、紙のケースに描かれている言葉「逃げちゃダメだ」「好きって 何?」が、それぞれのキャラクターのパーソナリティーを的確に表していることに感動したためです。


仕事の場面に限らず、日々使う言葉を大切にすると、また違った世界が開けてくるのではないでしょうか。
皆様のカラーのお仕事が、今後ますます充実したものになりますように!


桜井輝子

〈Twitterアカウント〉@colors_sakurai

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